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大塚家具内紛、決着の決め手は?今後の株価は? [ニュース]

大塚家具内紛で起こっている委任状争奪戦(プロキシー・ファイト)とは?

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株主は、その株式についている議決権の行使を他の株主に委任することができます。
委任された株主は、委任者の株式に付与されている議決権を代わりに行使することができます。この委任をするための書状が委任状です。
両陣営は、自らが持つ株式の議決権では過半数を超える事ができないので、この委任状を集めることに奔走している最中ということです。
この委任状集めの競争のことを、委任状争奪戦(プロキシー・ファイト)と呼びます。
しかし、内紛に勝つために両陣営が行っている行動は、委任状集めだけではありません。
それが、
株式の買い集め
だと考えられています。

ストップ高の原因は両陣営の「株式の買い集め」

大塚家具の株式は、東証市場に上場していますから、同社株式の売買は基本的に市場内で行われます。
従って、大塚家具内紛の両陣営が株式の買い集めを行う際にも、原則として市場内で行われることになるわけです。
市場外で大量の株式の買い付けを行う場合には、「株式公開買い付け(TOB)」と呼ばれる手続きを取らなければならないことが法律で義務付けられていて、TOBを行う際には世間に告知しなければなりませんが、いまのところTOBの発表はありません。
※TOBについては、『雪国まいたけって上場企業だったのね。米ベインキャピタル系投資ファンドがTOB。』の記事で詳しく説明しています。よろしければどうぞ。
TOBの実施が発表されていない以上、両陣営が株式を買い集めるためには、東証市場を通して買う他ありません。
ただ、実際に両陣営が株式を買い集めているか?は定かではありません。
しかし、一般投資家は、
「両陣営が株式を買い集めているのでは?」
「買い集めをしているなら、株価が上がっていくはずだ」
「株価が上がるなら、いま買っておけば儲かる」
との想定・想像をします。
このような考えを持って市場で大塚家具の株式を買う投資家がたくさんいるわけです。その結果、株価が上がっているのだと考えられます。
では、この大塚家具の株価急騰・急上昇・ストップ高はいつまで続くのでしょうか?

株式を買い集めるのは、彼らにとって資金の流出を意味しますから、できれば避けたいはずです。急騰した株価はいつか下がりますので。

「大塚家具のプロキシー・ファイト、久美子氏陣営勝利の公算」
などという記事を配信します。

すると、投資家は
「あ、もう株式の買い集めは無いんだな。売ろう。」
と判断します。
すると、株価は下がります。

少なくとも、27日の株式総会までずっと株価が上がり続ける、などということは無いと思います。

本日答えが出ました!

前日比 -203 (-9.94%)

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