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丸山夏鈴さん がんと闘い続けたアイドル 追悼 [芸能]

脳腫瘍の手術を7回乗り越えた不死身のアイドル




闘病生活を続けながら芸能活動をしていた福島県郡山市在住の歌手丸山夏鈴(まるやま・かりん)さん(21)が22日午後、肺がんのため福島市の病院で死去しました。

小学生の時に脳腫瘍を患い、7度の手術を繰り返して平成24年に歌手デビューを果たした。

アイドルとして活動を続けていたが、体調不良で昨年、いったん活動を休止。肺にがんが転移したことを公表し、ネットで情報を発信しながら再起を目指していた。

彼女を苦しめた「脳腫瘍」とは?

脳腫瘍とは、脳の疾病のひとつで、頭蓋内組織に発生する新生物(腫瘍)のことを意味する。すなわち、脳腫瘍は脳細胞だけでなく、硬膜、クモ膜、頭蓋内の血管や末梢神経、その他の頭蓋内に存在するあらゆる組織から発生します。

脳腫瘍の発生率は1万人に1人くらいの人で起こるといわれています。脳腫瘍はがん全体で考えると、がんの患者さん100人のうち5人以下です。ところが、子どものがん患者さんだけで考えると、脳腫瘍は白血病の次に多く、子どものがん患者さんの5人に1人となっています。子どもの脳腫瘍は珍しい病気ではないことがわかります。

悪性腫瘍は現在のところ、いかに「人間として行動できる時間」を延ばすことができるかというのが治療における最大の焦点となっています。日本における具体的な治療の流れとしては、手術によりできる限り腫瘍を取り除いたあと、放射線治療、化学療法などの補助療法を併用し、再発した場合は再び切除を行うというものです。

完全に取りきれなかった腫瘍に対しては、放射線を照射したり、あるいは抗がん剤を投与したりすることがあります。

丸山夏鈴さんのご冥福をお祈りします。

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